太陽油脂様にてDX基礎講座およびDXワークショップを開催させていただきました。
太陽油脂株式会社SCM総括部BI推進グループグループリーダー池田茂様に研修後の感想を伺いました。
DXを自分事として捉える当事者意識、危機感を醸成

太陽油脂では、これまで2年に渡り、RPAの導入による製造指図作業の自動化、Ai-OCRを活用した受注帳票の自動読み取り等々、作業改善に主眼を置いた、いわゆるカイゼン型DXに取り組み、従業員の作業軽減や作業時間の短縮といった成果を上げてきました。
一方、作業者視点でのボトムアップの限界も見えつつある中、「1冊目に読みたいDXの教科書」の繙読や荒瀬さまのYoutubeビデオの視聴を通じ、データドリブン、顧客接点・価値に焦点を当てられていたのは、まさしく、目からウロコであり、ぜひ、講演、ワークショップを開催していただきたいと思い、今回依頼させていただきました。
初回のオンラインDX基礎講座は、全従業員を対象とし、DXとは何か、なぜDXを今取り組まなければならないのか、という点を丁寧にご解説いただき、デジタル化=システム部門の仕事ではないかという、どこか他人事と思われてたDXは、自分事して取り組まなければならない、という危機感や焦燥感を大勢の参加者が持ってくれたことが大きな収穫でした。
続けて開催した、対面でのDXワークショップは、B2C事業で顧客接点を多く持つ営業部門関係者、経営戦略に係わる部門関係者に参加してもらい、顧客視点の思考や戦略立案方法のグループワークに取り組むことで、DXの本質を一端を掴むことが出来たのではないかと感じています。書籍やビデオを見聞きするだけでは、理解しづらかった方法論や手法を実際に手を動かしながら考え、フレームワークに落とし込むというプロセスを実体験できた点は参加者からは非常に好評でした。
今回の基礎講座、ワークショップは、太陽油脂の価値創造型DXのはじめの一歩であり、本格的なDXの取り組みとして、留まることなく前進するための契機になったと考えております。