『こちらDX研なう。』第2回~DX研修の新たなトレンド???急増中の経営層DX研修とその効用について~
【近況報告】
DX研の武居でございます。皆さん、こんにちは!今月から始まった「こちらDX研なう。」ですが、月2回ペースで情報発信をすると言いながら繁忙期到来。早くもギリギリの配信で存続の危機となっております。弊社デジタルトランスフォーメーション研究所が行うサービスは研修だけではないのですが、10月は多くの企業様で下半期になることが多く、今期の研修と来期の予算取りに向けた動きがパラレルで進みます。おかげ様で多くの引き合いをいただき、繁忙期を愉しく過ごせていることに感謝申し上げます。
弊社代表荒瀬が大学院でDXの研究を始めて早や8年が過ぎようとしております。初期とは異なり、単なる情報収集というよりは企業としても本腰を入れての改革を目指される企業様が増え続けていることに手ごたえを感じております。今回はその象徴とも言える昨年ぐらいから急増中の経営層DX研修のご紹介になります。
【経営層DX研修の特徴とは?】
「経営層」がどの階層までを指すのかは会社規模やその企業様が置かれている環境によっても異なります。弊社にご依頼いただく企業様は千差万別ですのでなんとも言えないのですが、あえて共通項を探すと「経営層」とは、経営そのものやDXのあり方についてビジョンを構想するメンバーと言えると思います。これも企業様に寄るのですが、経営層DX研修では経営の将来ビジョンを明確にし、その後のDXリーダー研修や課題別DX研修などで現場向けの実践型研修に移行することが多いです。DXで実現したいのは非連続の成長ですのでビジョンの明文化が重要な訳ですが、貴重な経営層の皆さまの時間をいただく訳ですから、弊社としても最大限の注意を払いながら設計をさせていただいております。ケースによっては事前に全社講演を実施した上で参加者アンケートから設計したり、事前学習資料を作成したり、事前の学習動画をご覧になっていただいたりしております。
【実際の研修風景は?】
弊社の研修はオーダーメイド、かつフルカスタマイズです。その中身は最低限の講義と参加者がグループワークを行うワークショップにて構成されております。私は研修担当なので研修内でのワークショップについて荒瀬と検討することが多いです。お客様を含めて徹底的に議論を重ねていくのですが、席配置や模造紙やホワイトボードの有無。名札のつくり方や席にお菓子を置くかなど細かい話になることも多いです。経営層の皆さまなので、経営について思うところは多いと予想されるのですが、それだけに悩みも多いはずです。なるべくご自身のお考えがストレートに、皆に伝わる形で図式化、明文化できるように研修設計をさせていただいております。
経営学の用語で「MOT」と言われる言葉があります。もともとはスカンジナビア航空をV字回復させたヤン・カールソンが言い出した概念になります。顧客タッチポイントの重要さを表わすとされており、日本語だと「真実の瞬間」と訳されています。その瞬間は15秒だと言われているのですが、多くの事例の共有後に経営層の方々が自社の話をしに立ち上がる瞬間。これこそが弊社のMOTだと勝手に思っております。
ということで、今月も各地で研修実施にいそしんでおります。国の方針や経営戦略、中期経営計画など大きな指針はあるものの、実際の現場でDXを推進していくのは研修に参加される現場の方々になります。この現場の最前線の方々に出会える研修現場が私は大好きです。多くの現場で皆さまと一緒に悩み、解決策を模索しながら変革を進め豊かな日本を後世に受け継いで行けますと幸いです。
【さいごに】
おかげ様で多くの企業様からお引き合いをいただき、全国に伺えますことを嬉しく思っております。先日は四国まで行ってきたのですが、皆さまは「瀬戸の花嫁」という楽曲をご存知でしょうか。ホームに立っていると華やかな曲が流れてきたのですが、私は存じ上げず。。。荒瀬から不勉強を指摘される事態に。。。調べてみると、小柳ルミ子さんが歌っていらしたのですね。うーむ、反省。それなりの経験を重ねてきたつもりではあるものの、まだまだ知らないことはありますよね。学びを継続して、また皆さまの変革推進のお力添えができますと幸いです。引き続き、何卒、よろしくお願いいたします!