DX入門ガイド|「DXとは?」から基礎知識、進め方まで学ぶ10記事

DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の第一歩は、基礎を正しく理解することです。「DXに入門したいが、何から学べばいいか分からない」という方も多いでしょう。

DXとは、単なるIT化ではなく、「デジタル技術でビジネスモデルや組織を変革し、新たな価値を生み出すこと」です。変化の激しい現代市場で企業が競争力を維持するために不可欠な取り組みであり、だからこそ経済産業省もガイドラインで推進を呼びかけています。

DXの進め方の基本は、まず「デジタルとは何か」を理解し、「定義」と「思考法」を学び、最終的に「国の指針・ガイドライン」を押さえて自社の戦略に活かすことです。

本ガイドは、DX入門者が押さえるべき基礎知識を、当研究所の人気10記事を使って効率よく学べるよう構成しました。まずは本記事で全体像を掴み、関心に応じて各記事で学びを深めてください。

DX入門者が学ぶべき4つのステップ

DXの基礎知識は、以下の4ステップで学ぶと効率的です。まずは「デジタルの基礎」を固め、「DXの定義」を理解し、DX推進に必要な「思考法(マインドセット)」をインストールした上で、最後に「国が示す指針」へと進むことで、DXの全体像が体系的に理解できます。

ステップ1:DXの前提「デジタルとは何か」を理解する

DXを学ぶ最初のステップは、その前提となる「デジタル」の概念を正しく理解することです。IT化との違いやデータ活用のメリットを押さえましょう。

デジタルとは?意味をわかりやすく

DXの前提は「デジタル化されていること」。本記事では、デジタルとは何かをやさしく定義。アナログとの違いと身近な例を押さえ、デジタル化の種類・IT化との違い、データ活用の国際原則FAIR(4原則)とメリットまで解説します。
デジタルとは何か?意味をわかりやすく|アナログとの違い・身近な例・メリット・企業での活用

ステップ2:DXの「定義」と「本質」を学ぶ

次に、DXの「定義」そのものを学びます。「IT導入」との違いや、「トランスフォーメーション=変革」という本質を理解することが重要です。また、2004年に概念が提唱されてから現在に至るまでの歴史的な変遷を知ることで、DXの「根っこ」が理解できます。

DXの本質を理解する

「DX=IT導入」では終わりません。本記事では「トランスフォーメーション=変革」に焦点を当て、顧客価値・ビジネスモデル変革の視点でDXを再定義。誤解されがちなDXの範囲をクリアにします。
デジタルトランスフォーメーションとは?―DXの意味とその本質

DXの定義の歴史を知る

DX概念は2004年の提唱に始まり、幾度もアップデートされてきました。この記事では原典レビューともに、2025年版の最新定義までを体系的に整理。DXの「根っこ」を理解したい方の入門に最適です。
DXの定義を体系整理―提唱者エリック・ストルターマンから最新定義まで

DX用語集でキーワードを押さえる

DXには「2025年の崖」「デジタイゼーション」など多くの専門用語が登場します。本用語集では、基礎から経営・技術トレンドまで、DX推進に欠かせない重要キーワードを厳選して解説しています。
DX用語集|基礎から経営・技術まで39キーワードを解説

ステップ3:DX推進に必要な「背景」と「思考法」をインストールする

定義を理解したら、DXを成功させるための「思考のOS」をアップデートしましょう。なぜ今DXが必要なのかという「時代背景」や、従来の日本型組織が陥りやすい罠を回避するための「視点」を学びます。

第四次産業革命という「文脈」を知る

DXが叫ばれる背景には、蒸気機関・電力・コンピュータに続く「第四次産業革命」があります。データとAIが主役となるこの時代において、なぜ高速なPDCAと変革が不可欠なのか、歴史的文脈から解説します。
第四次産業革命とKSF解説―データ×高速PDCAで顧客価値を創る

「部分最適」から「全体最適」へのシフト

日本企業のDXを阻む最大の壁が、部門ごとにシステムや業務が閉じてしまう「サイロ化(部分最適)」です。デジタル技術を使って組織や顧客体験をどうつなぐか、「全体最適」の視点と事例を学びます。
部分最適と全体最適の違いとは?DXの視点と4つの事例で解説

経営資源「ヒト・モノ・カネ」の再配分

デジタル時代では、投資すべき「資産」の定義が変わります。工場や設備といった有形資産から、データ・ソフトウェア・人材といった無形資産へ。DX戦略の土台となる経営資源(リソース)シフトの考え方を解説します。
「ヒトモノカネ」フレームワークとは?DX時代の経営資源シフトも解説

ステップ4:国(経済産業省)の「指針」を把握する

最後に、DXを制度面から推進する経済産業省のガイドラインやレポートを学びます。国が示すDXの定義や推進施策、経営者に求められるガバナンス(統治)を理解することは、実務でDXを進めるうえでの羅針盤となります。

経産省 DX推進ガイドライン Ver.1.0 を読み解く

DXを制度面から推進するうえで外せないのが経済産業省のDX推進ガイドライン。本記事はPDF原典を引用しながら構成・キーメッセージを解説し、企業実務で押さえるべきチェックポイントを整理しています。
経済産業省 DX推進ガイドライン Ver.1.0 の構成と定義(原典PDFあり)

経産省のDX定義を実務担当者目線で徹底解説

DX推進ガイドラインの「定義」セクションを現場に落とし込むにはどうすればいいか? この記事ではIT部門・事業部門それぞれの課題とアクションを事例付きで紹介し、実務運用レベルに翻訳しています。
経済産業省のDX定義を徹底解説

デジタルガバナンス・コード2.0の要点

DX経営を社会・投資家とつなぐ枠組みがデジタルガバナンス・コードです。本記事では2.0の構成と重要ポイントを概観し、実務での活用視点(経営・情報開示・指標)を整理します。
デジタルガバナンス・コード2.0とは?――要点整理と図解

まとめ

本ガイドでは、DX入門者が学ぶべき基礎知識として、「DXとは何か」「なぜ必要なのか」「どう学ぶか」を4つのステップ(①デジタルの基礎 → ②DXの定義 → ③背景と思考法 → ④国の指針)に分けて解説し、関連する10の詳細記事を紹介しました。

この10記事でDXの全体像を掴んだら、次のステップとして「DX戦略の立て方」を具体的に学んでみましょう。DXを実践に移すには、戦略を考えるための「型(フレームワーク)」を知ることが不可欠です。以下のガイド記事で、DX戦略立案に役立つ主要なフレームワークを体系的にまとめています。

DXフレームワーク解説ガイド【2026年版】

また、DX推進の具体的な進め方や、社内人材の育成にお悩みの場合、デジタルトランスフォーメーション研究所では実践的なDX研修プログラムも提供しています。お気軽にご相談ください。

荒瀬光宏

株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所
代表取締役/DXエバンジェリスト
DX推進・企業変革の専門家。豊富な現場経験と実践知をもとにコンサルティング、企業研修、講演活動を行う。
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