デジタルトランスフォーメーションには多様なアプローチがありますが、大別すると次の5つに分類できます。
DXの5つの壁
- 経営者の気づき・覚悟
- デジタル戦略の立案
- 推進チームの設立
- テクノロジーとデータの活用
- 組織・文化の変革
壁の大きさや出現順序は組織によって異なるものの、これらすべてを乗り越えることの難しさがDX成功のハードルを押し上げています。また、組織全体を変革するDXには少なくとも数年を要するため、成功事例は多くありません。
だからこそ、既存の組織知に加えて外部の知見やスキルを取り入れ、「DXを何のために行うのか」「具体的に何を行うのか」を組織の一人ひとりが理解し、行動することが重要です。
当社のDXコンサルティングでは、多数のDX戦略立案・DX推進支援・DX啓蒙活動、そしてそれらを踏まえた調査研究で培ったノウハウと経験を活かし、「DXの5つの壁」を乗り越える以下のサービスをご提供します。
目次
DXビジョン(DX憲章)策定支援
DXビジョンにおける生き残り戦略は、多くの組織に共通する要素が多いため、定型的な雛形を基盤に「あるべき姿」と「変革の方向性」を策定し、差別化戦略のみ自社独自の方針を追加検討することで、DXビジョン策定プロセスの効率化を支援します。
時間的制約や経営トップの意向に合わせて、本サービスには複数のレベルをご用意しているため、組織の状況に応じた支援を受けることが可能です。
対象企業・団体
民間企業(B2B、B2C)、行政、各種団体などの組織
提供方法
雛形を用いた対面型/オンライン型コンサルティングサービス
デジタル戦略策定支援
これまでの事例研究から集約したデジタル戦略のパターンを参照し、組織が採るべきデジタル戦略の策定を支援します。
業種別の環境分析、業界の提供価値構造の変化予測、自社のコアコンピタンス分析、現在の製品・サービス・顧客分析などを通じて、客観的な知見を活用し最適な戦略策定を支援します。
対象企業・団体
民間企業(B2B、B2C)、行政、各種団体などの組織
(行政の場合は、地域ビジョンを策定)
提供方法
各種フレームワークを用いた対面型/オンライン型コンサルティングサービス
DX推進支援(PMO)
DX推進の豊富な実績をもとにした伴走支援を行います。
推進支援サービス例
- DX推進チームの活動レビュー
- ビジョンの浸透策、課題測定
- DX関連イベント、会議の運営支援
- DX進捗の測定とギャップ対策
- 各種研修の設計
- その他DX推進に関わるすべての支援
対象企業・団体
民間企業(B2B、B2C)、行政、各種団体などの組織のDX推進担当者
提供方法
オンライン型支援、一部現地支援によるコンサルティングサービス
組織の現状アセスメントサービス
DXビジョンおよびあるべき姿の実現に向けて、どのような組織課題が存在するかを把握するために、組織内でオンラインのサーベイを実施します(必要に応じて一部対面ヒアリングを行います)。
デジタルトランスフォーメーション着手段階で利用する場合は、実現したい姿を示すビジョンまたはビジョン骨子を共有したうえでサーベイを実施することが有効です。
デジタルトランスフォーメーションが進行中の場合は、組織の意識や行動の変化状況を測定するとともに、現場で発生している変革課題を把握することを目的とします。
対象企業・団体
民間企業(B2B、B2C)、行政、各種団体などの組織のDX推進チーム
提供方法
オンラインサーベイおよび対面コンサルティングサービス
DXコンサル事例
【京王電鉄様】「DXビジョン」策定プロジェクト支援事例
京王電鉄様にて「DXビジョン」策定プロジェクトをご支援させていただきました。 100年以上の歴史を持ち、運輸、流通、不動産など、人々の生活に密着した事業を展開する京王電鉄株式会社。同社が次なる成長に向けてDXを推進する中で、その羅針盤となる「DXビジョン」の策定プロジェクトが立ち上がりました。 しかし、歴史ある大企業ならではの縦割り組織の壁や、DXに対する共通認識の欠如といった課題が立ちはだかります。 本記事では、プロジェクトリーダーを務められた鉄道事業本部 計画管理部の山田敦哉様に、外部アドバイザーとして伴走した株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所 代表取締役の荒瀬光宏を交えてインタビュー。あえて困難な「全員参加型」のビジョン策定の道を選び、多くの部門を巻き込みながら、最終的に全社的な共感を呼ぶ「事業ビジョン」をいかにして作り上げていったのか、その軌跡を伺いました。
【京王電鉄様】「DXビジョン」策定プロジェクト支援事例はこちら
お問い合わせ
DXコンサルティングのご相談は、こちらの専用フォームよりご連絡ください。
▶ DXコンサルティングお問い合わせフォーム