10年後になくなるもの12選 ーーDX時代に日本から消えることを予測

2025年新年を迎え、日本社会で10年後に「なくなるもの」「変わるもの」を予想します。

10年後になくなるもの12選 ──日本の社会予測

1)労働の流動化/副業していないサラリーマンが15%以下に

少子高齢化と機械・AIによる労働代替が進み、サラリーマンは会社ではなく“業務”を選ぶ時代へ。複数企業で得意な業務を担当する副業やフリーランス形式が労働の大半を占め、人材紹介ビジネスが加速的に進化します。

2)名刺が淘汰/紙の名刺交換率が10%以下に

副業の増加で副業対応名刺入れが流行した後、企業の肩書ではなく個人としての名刺(複数企業名掲載など)の必要性が高まります。しかし最終的には紙媒体の名刺は不要となり、デジタルで完結する“連絡先交換”に収束。Eight や LinkedIn が当面のマーケットリーダーとなるでしょう。

3)電子メールが淘汰/企業内コミュニケーションの10%以下に

非効率な電子メールがビジネスシーンから姿を消し、特に社内コミュニケーションでの利用は大幅に減少。新たなコミュニケーションツールの覇権争いが激化します。

4)現金が淘汰/電子決済の利便性が浸透し、現金決済は市場の5%以下に

電子決済への抵抗感が薄れ、小口決済でも電子決済が主流に。多様な決済サービスが登場し、事故やトラブルを乗り越えながら真価を発揮。最終的にはすべての資金移動が政府に可視化され、税徴収の効率が飛躍的に向上します。

5)プラスチックが淘汰/使い捨てプラスチックは市場から消える

SDGs達成に向けた取り組みが全地域・全企業で本格化し、10年以内に使い捨てプラスチックがゼロに。紙ストローや包材が普及するも廃棄問題は解決せず、バイオプラスチックなど分解可能素材の開発競争が激化。この12年で代替素材を制した大企業が登場します。

6)教師が大幅に減る/現行の半数以下に

ルーチンワークはAI・デジタルへ移行し、基礎教育はオンライン化で効率化。専門教育は社会人講師が現場で担当し、集合教育はグループワーク、ディベート、リーダーシップ学習の場へとシフトします。

7)地上波テレビ放送が終了

決まった時間にチャンネルを選ぶ視聴習慣が消え、テレビ番組はオンデマンド化。スポーツやニュースの生中継はライブ配信へ移行し、コンテンツアグリゲーションサイトが増加。放送法など規制緩和の進展が産業変革のカギを握り、家電テレビの新たな役割が問われます。

8)食糧と飲用水が不足

日本のような人口減少国では余剰も見られますが、人口増加地域で食糧・水不足が深刻化。世界的な解決策が進展し、日本も大きな影響を受けるでしょう。

9)介護人材が大幅に不足

日本は介護・医療分野で人手不足が深刻化し、ロボットやサービスが多数開発。個人情報規制を緩和しデータを活用した実証実験を進めることが産業育成の鍵となります。

10)運転手不要の自動運転車が主流に/運転手を必要とする車は全走行台数の10%以下に

レベル5自動運転が普及し、運転手のいない車が全走行台数の90%以上に。車内空間やサービスエリア、駐車場の在り方が劇的に変貌し、新たなルールと関連業界の再編が進みます。

11)士業の仕事がデジタル化で減少/現行の専門サービスは6割減へ

データとプラットフォームを持つプレイヤーが勝ち組となり、士業は提供サービスを社会ニーズに合わせて進化させることが求められます。

12)パスワードが消える/設定率5%以下に

顔認証や静脈認証などの生体認証が普及し、複雑なパスワード運用から解放される一方で、セキュリティ犯罪とのいたちごっこが続き、生体認証は徐々に社会的な信用を築いていくでしょう。

DX研修サービスについて

日本初のDX専門研究機関、デジタルトランスフォーメーション研究所が提供するDX研修サービスのご紹介。

DXは前例のない新時代の組織変革であり、「経験豊富なベテラン」は存在しません。多くの企業が手探りで取り組み、先行事例の乏しさが迷いを生んでいます。
デジタルトランスフォーメーション研究所は、数十社の現場で得た成功・失敗事例を収集・分析し、実践知として蓄積。企業ごとに見える課題は違っても本質は同じです。
その共通課題を整理し、変革を成功へ導く汎用手法として体系化。企業研修の形でお客様の企業変革実現を伴走支援します。

DX研修サービス

DX研修サービス|デジタルトランスフォーメーション研究所

DX基礎研修 【入門/リテラシー標準対応で全社員のDX共通言語を作る】

「DX基礎研修」は、テクノロジーとビジネス変革の関係を体系的に学び、DXリーダー研修・経営層向けDX研修へ進む前に“DXの当たり前”を固める 1日集中プログラムです。また、これからデジタルトランスフォーメーションが本格的に必要となる企業の 一般社員に向けて「DXとは何か」を広く理解してもらう入門研修としても活用できます。

DX基礎研修【入門/リテラシー標準対応で全社員のDX共通言語を作る】

DX基礎研修【入門/リテラシー標準対応で全社員のDX共通言語を作る】

経営層向け DX 研修 【役員・幹部のためのDXビジョン・戦略策定ワークショップ】

「経営層向けDX研修」は、経営層が「DXとは何か」「なぜ今DXが求められるのか」「自社を取り巻く環境変化は何か」を集合形式で学びながら、自社のDXビジョン(基本方針)の骨子を2〜3回の開催を通じて策定することを目的とします。
経営層自身が方向性を示せないまま DX を推進しても失敗しやすい――その反省から2024年度は依頼が急増 し、全社視点でのビジョン策定が加速しました。

経営層向けDX 研修|役員・幹部のためのDXビジョン・戦略策定ワークショップ

経営層向けDX 研修|役員・幹部のためのDXビジョン・戦略策定ワークショップ

DX推進リーダー研修 【顧客起点のDX新規事業企画を役員提案】

「DX推進リーダー研修」は、実テーマを使って 価値創造型のDX企画を立案する研修です。 グループワーク中心の高い実践性が特長で、ケーススタディやサンプルではなく自社にとって本当に価値ある企画を策定します。最終日には役員や社長の前でプレゼンテーションを行う機会が設けられ、必要に応じてグループ単位のメンタリング支援も用意されています。

DX推進リーダー研修【顧客起点のDX新規事業企画を役員提案】

DXリーダー研修【顧客起点のDX新規事業企画を役員提案】

DX時代の問題解決研修 【生成AI活用でビジネス課題を解決する技術】

「DX時代の問題解決研修」は、ITスキル系の生成AI研修だけでは身につかない、「ビジネス課題解決のための生成AI活用ノウハウ」を実践を通じて学ぶワークショップ型研修です。

DX時代の問題解決研修-生成AIビジネス活用術(ChatGPT・Copilot対応)

DX時代の問題解決研修【ChatGPT・Copilotを使った実践的フレームワークと生成AI活用法】


荒瀬光宏

株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所
代表取締役/DXエバンジェリスト
DX推進・企業変革の専門家。豊富な現場経験と実践知をもとにコンサルティング、企業研修、講演活動を行う。
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