NIKKEI STYLEの NIKKEIリスキリング にて、荒瀬光弘著『1冊目に読みたいDXの教科書』の書評が掲載されました。本書の内容を丁寧に読み解き、DXの本質をわかりやすく伝えていただいた素晴らしいレビューです。書評はこちら。
ここでは、当該書評のポイントを簡潔に振り返ります。
ポイントレビュー
DXとは「データを活用できる状態」
DXはデジタル変革という意味ですが、デジタルの定義を「データを活用できる状態」としているところからご紹介いただき、実際にデータ活用の事例などを含めて、本書が伝える、デジタルやDXの定義に触れていただいています。
中長期ビジョンと矛盾しない取り組みを
まさに、どのようなあるべき姿、戦略を描くのか、それをどのように実現するのかという、DXのプランニングという一番重要な部分になります。このプランニングなしに進めているDXや、プランニングしていても、組織全体に共通認識化されず、絵に描いた餅になっているDXが多いのが日本のDXの現状です。
だからこそ、日本のDXには、新しい環境に対応する組織のリスキリングが必要であることを述べていただいています。
DX成功に不可欠な組織のリスキリング
先般、岸田総理大臣が日本国民のリスキリングのために1兆円を投資することを表明し、リスキリングというキーワードへの注目が集まっています。弊社では、以前からDX成功のために重要なリスキリングについて、発信してきていますが、何のためにリスキリングを日本国民がしないといけないかというと、それは、日本の競争力を高めるためであり、DXを成功させるためでもあります。そのため、今もっとも重要なリスキリングは、DXのためのリスキリングと言い換えてよいと考えています。
ぜひ、組織をあげたリスキリングに早期に着手しましょう。これについては、経営陣の判断と、人事研修部門の実行力が求められます。